車の傷修理に保険は使うべきか?普通の修理とお得なのはどっち?
2023年12月04日
接触事故や擦り傷、飛び石など、さまざまな理由で車が傷つくことがあります。
車の傷修理にかかる修理代は高額になるケースが多く、「車両保険を使えないか」と考える方も多いのではないでしょうか。
しかし、傷の程度や加入している保険によっては、保険を使わずに修理したほうが結果的にお得になるケースもあります。
そこで、この記事では
・どのような傷なら保険が使えるのか
・車の傷修理に保険を使うデメリット
・普通に修理と保険を使うのはどちらがお得なのか
について、詳しく解説していきます。
車に傷がついて、「普通に修理依頼する」「保険を使う」で迷っている方は、参考にしてみてください。
車両保険の種類で補償範囲が違う
車を所有していると、自賠責保険と任意保険に加入することになります。
任意保険がいわゆる「車両保険」と呼ばれ、大きく「エコノミー型」と「一般型」の2種類に分かれます。
それぞれで保険を使える補償範囲が異なるので、自分の加入している車両保険がエコノミー型なのか一般型なのか把握しておきましょう。
エコノミー型と一般型の補償範囲の違い
エコノミー型と一般型では補償は荷が異なり、それぞれの補償範囲はこちらです。
一般型 | エコノミー型 | |
車やバイクとの事故 | 〇 | 〇 |
当て逃げ | 〇 | × |
自転車との衝突・接触 | 〇 | × |
電柱・建物などとの衝突や接触 | 〇 | × |
転覆・墜落 | 〇 | × |
火災・爆発・台風・洪水・高潮など | 〇 | 〇 |
盗難・いたずら・落書き | 〇 | 〇 |
窓ガラスの損害・飛び石による損害 | 〇 | 〇 |
地震(津波や地震起因の火災含む)・噴火 | × | × |
一般型は地震以外のすべての条件で補償が適用されるのに対し、エコノミー型は自損事故や当て逃げの際には補償が適用されません。
エコノミー型は保険料が安い代わりに補償範囲が狭くなるという特徴があるので、エコノミー型に加入している方は注意が必要です。
車の傷修理に保険を使うと等級が下がる
加入している保険の条件を満たしていれば保険を使うことは可能ですが、車の傷修理に保険を使うと翌年度の等級が下がってしまいます。
自損事故や当て逃げの場合は、3等級下がり事故有係数適用期間が3年加算され、いたずらの場合は、1等級下がり事故有係数適用期間が1年加算されることになります。
翌年度の等級が下がると保険料は上がるので、結果的に保険を使ったほうが支払う金額が高くなる可能性があります。
保険料がどのくらい上がるのか分からない方は、加入している保険会社に連絡をして、保険を使うと翌年度の保険料がどのくらい上がるのか確認しましょう。
免責金額を高く設定している場合は使えない可能性がある
免責金額を高く設定している場合、補償を受け取れない可能性があります。免責金額とは、車両保険を使って車を修理する際の「自己負担額」のことです。たとえば、免責金額を5万円で設定している場合、車の修理代が30万円なら5万円が自己負担額で、残り25万円は保険金として受け取れます。しかし、免責金額を10万円に設定し、車の修理代が5万円だった場合は、全額自己負担となります。
免責金額を高く設定すれば、保険料が安くなる反面、修理代の金額によっては補償を受け取れない可能性があります。全損の場合は免責金額に限らず全額補償されますが、保険を使う際は設定した免責金額を事前に確認しておきましょう。
車の修理代|保険を使うべきか?
車の修理代について知らなければ、保険を使うべきかどうかの判断がつきませんよね。
車の修理代は、傷の大きさやパーツ、依頼する専門業者によっても大きく異なりますが、一般的な相場はこちらです。
■バンパー修理
バンパーの擦り傷(10cm以内) | バンパーの擦り傷(20cm以内) | バンパーの擦り傷(20cm以上) | |
ディーラー | 15,000円~25,000円 | 25,000円~35,000円 | 35,000円~ |
カー用品店 | 10,000円~20,000円 | 20,000円~30,000円 | 30,000円~ |
板金業者(※) | 2,480円 | 5,000円 | 5,000円~ |
※弊社の修理代
※各修理代:弊社調べ
■ボディ修理
ボディ擦り傷(10cm以内) | ボディ擦り傷(20cm以内) | ボディ擦り傷(20cm以上) | |
ディーラー | 35,000円~45,000円 | 45,000円~55,000円 | 55,000円~ |
カー用品店 | 25,000円~35,000円 | 35,000円~45,000円 | 45,000円~ |
板金業者(※) | 20,000円 | 25,000円 | 30,000円~ |
※弊社の修理代
※各修理代:弊社調べ
小さな擦り傷なら保険は使わない方がお得
バンパーやボディを擦った程度の小さな傷なら1~3万円程度で修理できるので、保険を使わない方がお得です。
しかし、フレームの歪みやエンジントラブルなどは安くても10万円以上、高いと100万円を超えることもあるので、その場合は保険の適用を検討しましょう。
専門業者に見積りをもらって、保険会社の保険を使った場合の翌年度の保険料を確認した上で、どちらがお得か判断するのがベストです。
小さな擦り傷なら自分で修理も検討
小さな擦り傷や線状のひっかき傷なら、自分で修理したほうがお得になるケースもあります。修理に使用する道具は、おもにコンパウンドとタッチペンです。
コンパウンドは、ボディを磨くだけで簡単に傷を目立たなくできる傷消し剤のひとつです。ネットやカー用品店などに行けば1,000円程度で購入できるので、サッと修理したい方におすすめです。
タッチペンは、線状のひっかき傷修理に適しています。ピンポイントで塗装を施せるので、飛び石などによるボディの傷にも有効です。タッチペンを使う際は、ほかの場所に塗料が付着しないようにマスキングする必要があります。必要な道具をすべて揃えると、3,000~5,000円程度になるでしょう。
また、自分で傷の修理をした場合は、ボディコーティングすることをおすすめします。ボディコーティングはワックスとは違い、一度施工すると1年程度は効果が持続します。そのため、ちょっとした接触による傷や雨や砂からもボディを守ってくれます。ボディコーティングを施す場合は、板金業者などの専門業者に依頼するのがベストです。
車の傷修理ならムーンショットにお任せ!
車の傷修理に保険を使うかどうかは、修理代が分からないことには判断できませんよね。
そのため、すぐに見積りが欲しい方はムーンショットにご相談ください。
お名前や電話番号、住所などの個人情報は入力せずに、メールアドレスと傷の写真のみで早急に見積りを提示させていただきます。
また、修理代に関しても、バンパー修理が最安2,480円と業界トップクラスの安さで提供しているので、早く・安く修理したい方は、お気軽にご相談ください。
完全無料のオンライン見積もり依頼はこちら👇
https://moonshot-stk.jp/estimate
まとめ
車両保険には、大きく「エコノミー型」と「一般型」の2種類があり、それぞれで補償範囲が異なります。
そのため、車の傷修理に保険を使う場合は、自分の加入している保険タイプと保険適用条件を確認しましょう。
しかし、一概に車の傷修理に保険を使うのが良いとはいえません。
保険を使う場合は、修理代の見積りと等級が下がった翌年度の保険料を天秤にかけて判断するようにしましょう。
保険を使った車の傷修理に関しては、お気軽にご相談ください。
最新コラム記事
-
車の板金塗装の相場はいくら?パーツ別・専門業者別で徹底解説
2024.11.05
自分の愛車に「擦り傷」や「凹み」ができるとショックですよね。すぐに修理したいけど、車の板金塗装は高いのではないかと不安に思っている方も多いでしょう。そこで、この記事では車の板金塗装の相場から、費用を安...
-
車のバンパー塗装は自分でできる?ひび割れの原因やDIY法を紹介
2024.11.04
車に長く乗っていると、バンパーの塗装が剥がれたりひび割れが発生したりすることもあるでしょう。そんな時、自分で塗装修理をするのか専門業者に依頼するのか、悩みますよね。そこで、この記事ではバンパー塗装を自...
-
板金塗装
車をぶつけた際の修理代はいくら?保険利用についても徹底解説!
2024.11.03
車をぶつけてしまった際にまず心配になるのが修理代です。どれくらいの費用がかかるのか、どの修理業者に依頼すればいいのか、また保険を使うべきなのかといった疑問が多くの方に浮かぶことでしょう。そこで本記事...
-
バンパー修理
樹脂製バンパーの傷修理!気になる値段やカラードバンパーについて
2024.11.02
「バンパーに傷が!」「バンパーの傷修理はどうする?」バンパーは車の前と後ろに装備されているため、傷がつきやすいパーツのひとつでもあります。傷がついたら修理することになりますが、修理する前に樹脂製バン...
コラムカテゴリ
SPECIAL PRICE激安価格
ドアミラーカバー(片側)
3,300円
バンパー擦り傷(10㎝以内)
2,480円
バンパー凹み(10㎝以内)
16,500円
バンパー切れ(1ヶ所)
27,500円
ボディー擦り傷(10㎝以内)
27,500円
ボディー凹み傷(10㎝以内)
33,000円