車のバンパー割れ修理は自分でできる？修理費用の相場を解説

車のバンパー割れをそのまま放置している方は多いのではないでしょうか。

しかし、バンパー割れを放置するとさまざまな危険があるため、すぐに修理する必要があります。そこで、この記事では以下の項目について詳しく解説していきます。

・バンパー割れを放置してはいけない理由
・バンパー割れを自分で修理する方法
・バンパー割れの修理費用

愛車のバンパーが割れて困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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バンパーが割れやすい原因

そもそも、車のバンパーは壊れやすく作られています。

1980年代以前の車は、スチール素材のバンパーが主流でしたが、現代ではポリプロピレン（PP樹脂）などの弾力性に優れたプラスチック素材が主流です。樹脂製バンパーは、衝撃を吸収するために、あえて壊れやすく作られています。

そのため、ちょっとした衝撃でもバンパーが割れてしまうということです。

車のバンパー割れは放置NG！修理が必要な3つの理由

車のバンパー割れは、すぐに修理する必要があります。

ここでは、車のバンパー割れを放置してはいけない理由を3つ紹介します。

１．衝撃を吸収できない

車のバンパーは、ぶつかった際に衝撃を吸収して、乗っている人を守る役割があります。

しかし、バンパーが割れてしまうと衝撃吸収力が下がり、安全性も低くなってしまいます。大きな事故にならないためにも、早めの修理を心がけましょう。

２．内部のセンサー類が壊れていることがある

ADAS（先進運転支援システム※）を搭載した車の場合、フロントバンパーやリアバンパー付近に周囲の状況を検知するためのカメラやセンサーが備えられていることがあります。

バンパーが割れて、カメラや内部のセンサー類が破損してしまうと、正確な運転支援が実行できなくなるため、とても危険です。

また、内部のセンサーが破損した場合は、通常の板金修理だけでなく「エーミング作業」が必要になることもあるので、専門業者に相談するようにしましょう。

※車間距離制御や衝突被害軽減ブレーキなどの運転を支援する機能のこと。

３．車検に通らないことがある

軽い傷なら車検は通りますが、バンパー割れなどの損傷が激しい場合は、車検に通らない可能性があります。

先述したように、バンパーは私たちの身を守る大切なパーツです。そのため、バンパー割れなどで「安全性が保障されない」と判断された場合、車検に通らない可能性があるので注意しましょう。

バンパー割れを修理する方法

バンパー割れを修理する方法は、大きく3つあります。

・自分で修理する
・専門業者に依頼する
・バンパーを交換する

それぞれについて、詳しく解説していきます。

自分で修理する

バンパー割れは自分で修理することも可能です。自分で修理する最大のメリットは、修理代を安くできること。

軽度なバンパー割れであれば、補修テープやバンパーパテ、接着剤などで修理可能で、どれも数千円で購入できるものです。近年では、ネットやYouTubeなどに修理手順などが上がっているので、初心者の方でも見様見真似で修理できます。

専門業者に依頼する

専門業者に依頼すれば、間違いありません。バンパー割れの度合いに関係なく、キレイに修理してくれます。

おもに、依頼できる専門業者は「ディーラー」「カー用品店」「板金業者」の3つで、それぞれに特徴があります。

たとえば、ディーラーは安心感がありますが、修理代が高額になるケースが多い。カー用品店はラクだが、修理内容によっては受け付けてもらえないことがある。板金業者は修理代こそ安いが、店舗によって技術の差が激しく、選び方が難しい。

専門業者に依頼する際は、それぞれの特徴を理解したうえで、Googleの口コミなどを見ながら選ぶのがおすすめです。

バンパーを交換する

バンパーの割れが大きく、修理が難しい場合はバンパーごと交換する必要があります。交換費用は、通常の板金修理よりも高額になり、フロントバンパーで5～8万円、リアバンパーで8～10万円程度が相場です。

バンパーの交換は、早ければ数時間、遅くても2～3日で終わるでしょう。

バンパーの割れを自分で修理する方法

小さなバンパー割れなら、自分で修理することも可能です。ここでは、バンパー割れを自分で修理する方法を紹介します。

補修テープを使う

バンパー割れを手っ取り早く修理するなら「補修テープ」がおすすめです。補修テープは、他のテープに比べて水に強く、車の修理にうってつけです。

ただし、補修箇所の見栄えはあまりよくないので、キレイに修理したい方には向いていません。あくまで応急処置と考えておきましょう。

バンパーパテや接着剤を使う

バンパーパテや接着剤を使うことで、バンパー割れを修理することが可能です。

パテ修理は少し難しいですが、段ボールなどで練習してから実践することで、精度は格段にアップします。また、中にはすでに塗装されているバンパーパテもあるので、パテ修理後の塗装作業が面倒な方におすすめです。

半田ゴテで溶かす

バンパーは樹脂素材で作られているので、損傷部分を溶かして成型する方法もあります。主に半田ゴテを使用しますが、FRPやカーボン素材は熱で溶けないので注意が必要です。半田ゴテを使った修理手順は、以下のとおりです。

1. 半田ゴテで溶接する
2. 表面を研磨する
3. ポリエステルパテを塗る
4. サーフェーサー（下地塗料）を行う
5. ボディーと同カラーに塗装

半田ゴテを使った修理は少し複雑で難易度が高いので、出来れば補修テープやバンパーパテなどで応急処置をすることをおすすめします。

バンパー割れはプラスチックリペアで修理できる？

バンパー割れを修理するなら「プラスチックリペア」という方法もあります。

プラスチックリペアとは、熱したピンやコテでバンパーを溶かし、割れた箇所を補修できる道具のことです。充電式のものが多く、割れた部分の形状に合った補修ピンを使用することで、バンパー割れを補修できます。

しかし、プラスチックリペアだけでは完全にバンパーを修理できません。しっかり修理するためには、プラスチックリペアでバンパーを接着したあとにパテや塗装を施す必要があります。あくまで応急処置と考えておきましょう。

バンパーの割れをDIY修理するメリット・デメリット

車のバンパー割れをDIY修理するメリット・デメリットを以下の表にまとめました。

メリット	デメリット
・修理代が安くなる ・自分のタイミングで修理できる ・板金修理の経験値を得られる	・修理痕が残る可能性がある ・失敗すると走行に影響を及ぼす可能性がある

それぞれについて詳しく解説していきます。

DIY修理のメリット

バンパー割れをDIY修理する最大のメリットは、修理代が安くなることです。専門業者に依頼すれば、安くても40,000円以上、高級車などの場合は100,000円を超えることも十分考えられます。

その点、DIY修理は必要道具を揃えるだけなので、高くても10,000円以下で収まるでしょう。

また、一度自分で修理することで板金修理に対する知識や技術が身につきます。今後のDIY修理にも役立つと考えると、大きなメリットといえます。

DIY修理のデメリット

車のDIY修理は、クオリティが下がる可能性があるので注意が必要です。とくに、脱着作業を必要とするバンパー割れの修理は難易度が高く、初心者では修理痕が残る可能性があります。

また、失敗するとバンパーが外れやすくなり、走行に影響を及ぼす危険もあります。DIY修理は修理代こそ安くなりますが、自信がない方は専門業者に相談することをおすすめします。

バンパー割れの修理費用の目安

バンパー割れの修理費用は、依頼する専門業者にもよりますが、フロントバンパーで40,000～70,000円程度、リアバンパーは50,000～100,000円程度が相場です。

リアバンパーは修理が難しいため、フロントバンパーよりも高くなる傾向にあります。また、高級車が外車などの特殊な塗装を施している場合は、さらに高額になる可能性があるので注意しましょう。

バンパー割れの交換費用

バンパーが割れている場合、修理ではなく交換が必要になるケースもあります。バンパー割れの交換費用は、車種や車のタイプによっても異なります。車のタイプ別での交換費用の相場は、以下のとおりです。

タイプ	フロントバンパー交換費用	リアバンパー交換費用
軽自動車	50,000～70,000円	40,000～60,000円
普通車	60,000～80,000円	55,000～70,000円
高級セダン	80,000～100,000円	70,000～90,000円
輸入車	150,000～400,000円	150,000～400,000円

バンパーの交換費用は、軽自動車や普通車で10万円以下、外車などの輸入車になると10万円を超えるケースがほとんどです。なお、軽自動車や普通車でも、特殊な塗装を施している場合はさらに高額になるケースもあるので注意が必要です。

バンパー割れの交換を安くする方法

バンパー割れによる交換は、

・中古パーツを使用する
・ネットで購入し専門業者に持ち込む

などの方法で、費用を安くできる可能性があります。バンパーの交換は、工賃はそれほど高くなく、交換費用のほとんどが部品代です。そのため、中古パーツやネットで購入した安いパーツを持ち込むことで、全体の費用を安くできます。

ただし、中古パーツは同じ型式のものを探す必要があり、パーツの持ち込みは専門業者が許可しなければ受け付けてくれません。どちらにせよ、バンパー割れで交換が必要な場合は、専門業者に相談するのが賢明でしょう。

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交換が必要になった際も、ディーラーやカー用品店よりも安く対応可能です。車の修理は高いと思っている方は、お気軽にムーンショットまでお問い合わせください。

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まとめ

車のバンパー割れを放置すると「衝撃を吸収できない」「内部のセンサー類が破損したまま」などのリスクがあり、その状態では車検に取らない可能性もあります。そのため、車のバンパー割れはすぐに修理する必要があるのですが、修理費用を抑えるためにも自分でDIY修理したいと考えている方は多いでしょう。バンパー割れをDIY修理する方法は、大きく以下の3つです。

・補修テープを使う
・バンパーパテや接着剤を使う
・半田ゴテで溶かす

しかし、DIY修理は、仕上がりがキレイにならず、逆に傷口が目立ってしまう可能性があります。
また、内部のセンサー類が破損している場合は、専門業者にエーミング作業を依頼する必要があるので、DIY修理はできません。専門業者に依頼した際の相場は、フロントバンパーで40,000～70,000円、リアバンパーは50,000～100,000円程度です。

バンパー割れの修理費用は高額になるため、出来るだけ安く修理してくれる専門業者を探しましょう。ムーンショットは、業界トップクラスの安さでサービスを提供しています。オンラインですぐに見積もり依頼できるので、お気軽にお問い合わせください。