コンパウンドで消せる車の擦り傷の見分け方とは?自主対応の手順や注意点も解説
2026年07月06日

車の浅い擦り傷なら、コンパウンド(研磨剤)を使ったDIYで目立たなくできる場合があります。
ただし、下地や金属まで達した深い傷、凹みをともなう傷は、コンパウンドでは直せません。
そこでこの記事では、おもに以下の内容を解説していきます。
- コンパウンドで消せる傷・消せない傷の見分け方
- コンパウンドの選び方と自主対応の手順
- コンパウンド使用時の注意点
無理に磨いて塗装を傷めると、かえって修理費が高くつくこともあります。
コンパウンドを使用した修理で後悔しないためにも、ぜひ最後まで確認してみてください。
そもそもコンパウンドとは?
コンパウンドは、塗装面を微細に削って表面をなめらかにする研磨剤です。
擦り傷の多くは、塗装表面(クリア層)に浅い溝ができている状態です。
コンパウンドでこの傷の周囲をわずかに削り、溝の段差をならすことで、光の乱反射が減り「傷が目立たない」状態に近づきます。
つまり傷を埋めているのではなく、周囲を平らにして見えにくくしているのがコンパウンドの仕組みです。
そのため、削って追いつく範囲の浅い傷にしか効果がありません。
コンパウンドで消せる擦り傷・消せない擦り傷の見分け方

指の爪を立てて傷に沿わせ、爪が引っかからなければコンパウンドで対応できる可能性が高く、引っかかるのであれば下地まで達した深い傷であり、自主対応はむずかしい、というのが簡単な目安です。
そのほかのコンパウンドで消せる傷・消せない傷の見分け方の目安は、以下のとおりです。
| 消せる傷 | 消せない傷 |
| ・表面のクリア層だけの浅い線傷 ・洗車キズ ・洗車機や枝などによる白っぽい線傷 | ・塗装の下地や金属素地が見えている傷 ・色が剥げている傷 ・凹みをともなう傷 |
また爪が軽く引っかかる程度の傷は、無理に磨くと塗装を削りすぎるリスクがあります。
判断に迷う傷は、自主対応に踏み切る前に業者へ写真で相談すると安全です。
車の擦り傷を消す際のコンパウンドの選び方4つのポイント
コンパウンドの選び方のポイントは、おもに以下の4点です。
- 粒子の粗さ(粒度)
- 形状(液体・ペースト)
- 性質(水性・油性)
- ボディカラー
順番に見ていきましょう。
ポイント1:粒子の粗さ(粒度)
コンパウンドは粒子の粗さによって、
- 粗目
- 中目
- 細目
- 極細
などに分かれます。
粗いほど削る力が強く、細かいほど仕上げ向きです。
浅い擦り傷なら、いきなり粗目を使わず中目〜細目から始め、最後に極細で磨いてツヤを整えるのが失敗しにくい進め方です。
ポイント2:形状(液体・ペースト)
コンパウンドには、液体状の「リキッドタイプ」と、練り状の「ペーストタイプ」といった2つの形状があります。
「リキッドタイプ」は粘度が低いため、比較的広い範囲に均等に伸ばしやすく、大きな傷を磨く際に向いています。
ただし乾燥しやすい性質があるため、手早く作業を進める必要もあります。
一方の「ペーストタイプ」は、チューブやボトルに入った粘度の高いコンパウンドです。
ボディの側面など、垂直な部分でも垂れにくく作業しやすい反面、広がりにくいため、狭い範囲の傷に絞って使わないと、磨きムラが生じやすくなります。
傷の範囲や作業する場所に応じて、これら2つの形状を使い分けることが大切です。
ポイント3:性質(水性・油性)
コンパウンドは、成分の性質によっても「水性」「油性」の2種類に分かれます。
「水性タイプ」は主成分が水分であるため粘度が低く、作業後の拭き取りが簡単な点が特徴です。
研磨力が高い傾向にある一方で、磨き残しが目立ちやすいという弱点もあります。
対して「油性タイプ」は、微細な凹凸を一時的に目立ちにくくする働きを持ちます。
研磨力は水性より控えめですが、扱いやすさの面で優れているため、初めてコンパウンドを使う人には油性タイプが向いているといえるでしょう。
ポイント4:ボディカラー
黒や濃色車は磨いた際の細かな磨き傷(バフ目)が目立ちやすいため、ダーク・メタリック車用など濃色車向けの細かい粒子の製品を選ぶのがポイントです。
白や淡色車は比較的目立ちにくいものの、こちらも仕上げは細目・極細で整えると安心です。
粒子の粗さだけでなく色の系統も踏まえて選ぶと、できるだけ塗装を落とさずに研磨できるでしょう。
コンパウンドを使った車の擦り傷の消し方
コンパウンドを使った車の擦り傷の消し方を、準備と手順に分けて見ていきましょう。
準備するもの
- コンパウンド(中目・細目・極細など複数)
- マスキングテープ
- きれいなクロスやスポンジを複数枚
- 洗車道具
仕上げ用のワックスやコーティング剤もあるとよいです。
手順
まず傷の周りを洗車し、砂やほこりを完全に落とします。
汚れが残ったまま磨くと、その粒子で新たな傷を付けてしまうためです。
次に、傷の周囲をマスキングテープで保護します。
コンパウンドをクロスに少量取り、力を入れすぎず、直線的な動きで傷が目立たなくなるまで磨きましょう。
一度磨いたら別のきれいなクロスで拭き取り、状態を確認しながら数回繰り返します。
ある程度目立たなくなったら、より細かい粒子のコンパウンドに替えて表面のツヤを整えます。
最後に明るい場所で仕上がりを確認し、ワックスやコーティング剤で塗装を保護して完了です。
コンパウンドで車の擦り傷を消すときの4つの注意点

コンパウンドを使用する際の注意点として、おもに以下の4つがあげられます。
- 磨きすぎない
- 樹脂・ゴム・未塗装部には使わない
- 直射日光・高温を避ける
- 特殊な塗装には使わない
順番に見ていきましょう。
注意点1:磨きすぎない
必要以上に同じ箇所を磨きすぎると塗装のクリア層が薄くなり、下地が透けたり色ムラが出たりします。
「少し磨いて確認」を繰り返し、消えないからと一気に削らないことが大切です。
注意点2:樹脂・ゴム・未塗装部には使わない
無塗装の樹脂バンパーやゴムモール、未塗装部分にコンパウンドを使うと、白く変色(白化)したり質感が損なわれます。
この白化と呼ばれる現象は一度起きると元の状態に戻すのがむずかしく、見た目が古びた印象になってしまいます。
塗装されたボディ面だけに使うのが原則です。
注意点3:直射日光・高温を避ける
炎天下で作業をしたり、走行直後で熱を持ったボディをそのまま磨くのはおすすめできません。
高温の状態でコンパウンドを使うと、含まれている水分や油分が急に蒸発し、成分が塗装面に焼き付いてしまうことがあるためです。
焼き付いたコンパウンドは簡単には落とせず、無理にこすり落とそうとすると、かえって塗装を削りすぎる原因になりかねません。
また、熱によって柔らかくなった塗装面は普段より削れやすい状態になっており、磨きすぎやムラが起きやすくなります。
こうしたトラブルを避けるためには、車庫の中や日陰、あるいは気温が落ち着く時間帯を選んで作業すると安心です。
注意点4:特殊な塗装には使わない
マット(つや消し)塗装や特殊なメタリック・パール塗装は、磨くと風合いが変わって元に戻せないことがあります。
また、ガラスコーティングなどの特殊な保護膜が施された車も注意が必要です。
コンパウンド自体は使用できますが、磨いた部分のコーティングまで削り取られ、保護効果が失われてしまいます。
自分の車の塗装や加工がわからない場合は、無理に進めず業者に相談するとよいでしょう。
業者に頼む場合の擦り傷修理の費用目安

ここでは、業者に依頼した場合の費用感を部位別にまとめます。
以下のディーラー・カー用品店・板金業者の金額は自社調べの目安で、車種や損傷状態によって変動します。
車の擦り傷の修理に定評があるムーンショットの料金も掲載しているため、費用感を比べてみてください。
バンパー・擦り傷の修理代
| バンパー・擦り傷(10cm以内) | バンパー・擦り傷(20cm以内) | バンパー・擦り傷(20cm以上) | |
| ディーラー | ¥28,000〜¥35,000 | ¥35,000〜¥45,000 | ¥45,000〜 |
| カー用品店 | ¥10,000~¥20,000 | ¥20,000〜¥30,000 | ¥30,000〜 |
| 板金業者 | ¥7,000〜¥11,000 | ¥11,000〜¥18,000 | ¥18,000〜 |
| ムーンショット | ¥2,750 | ¥5,500 | ¥8,800〜 |
ボディ・擦り傷の修理代
| ボディ・擦り傷(10cm以内) | ボディ・擦り傷(20cm以内) | ボディ・擦り傷(20cm以上) | |
| ディーラー | ¥35,000〜¥45,000 | ¥45,000〜¥65,000 | ¥70,000〜 |
| カー用品店 | ¥30,000〜¥43,000 | ¥43,000〜¥55,000 | ¥60,000〜 |
| 板金業者 | ¥30,000〜¥43,000 | ¥43,000〜¥55,000 | ¥60,000〜 |
| ムーンショット | ¥27,500 | ¥38,500 | ¥49,500 |
ドア・擦り傷の修理代
| ドア・擦り傷(10cm以内) | ドア・擦り傷(20cm以内) | ドア・擦り傷(20cm以上) | |
| ディーラー | ¥30,000〜¥40,000 | ¥40,000〜¥60,000 | ¥60,000〜 |
| カー用品店 | ¥25,000〜¥38,000 | ¥38,000〜¥50,000 | ¥50,000〜 |
| 板金業者 | ¥25,000〜¥38,000 | ¥38,000〜¥50,000 | ¥50,000〜 |
| ムーンショット | ¥27,500 | ¥38,500 | ¥49,500 |
クォーターパネル・擦り傷の修理代
| クォーターパネル・擦り傷(10cm以内) | クォーターパネル・擦り傷(20cm以内) | クォーターパネル・擦り傷(20cm以上) | |
| ディーラー | ¥30,000〜¥40,000 | ¥40,000〜¥60,000 | ¥60,000〜 |
| カー用品店 | ¥25,000〜¥38,000 | ¥38,000〜¥50,000 | ¥50,000〜 |
| 板金業者 | ¥25,000〜¥38,000 | ¥38,000〜¥50,000 | ¥50,000〜 |
| ムーンショット | ¥27,500 | ¥38,500 | ¥49,500 |
フェンダー・擦り傷の修理代
| フェンダー・擦り傷(10cm以内) | フェンダー・擦り傷(20cm以内) | フェンダー・擦り傷(20cm以上) | |
| ディーラー | ¥30,000〜¥40,000 | ¥40,000〜¥60,000 | ¥60,000〜 |
| カー用品店 | ¥25,000〜¥38,000 | ¥38,000〜¥50,000 | ¥50,000〜 |
| 板金業者 | ¥25,000〜¥38,000 | ¥38,000〜¥50,000 | ¥50,000〜 |
| ムーンショット | ¥27,500 | ¥38,500 | ¥49,500 |
サイドシル・擦り傷の修理代
| 修理先 | サイドシル・擦り傷の修理代 |
| ディーラー | ¥50,000〜¥80,000 |
| カー用品店 | ¥35,000〜¥55,000 |
| 板金業者 | ¥35,000〜¥60,000 |
| ムーンショット | ¥27,500〜¥49,500 |
※ムーンショットの料金目安:10cm以内 27,500円/20cm以内 38,500円/20cm以上 49,500円(税込)
サイドミラー・擦り傷の修理代(片側)
| 修理先 | サイドミラー・擦り傷の修理代(片側) |
| ディーラー | ¥22,000〜¥45,000 |
| カー用品店 | ¥7,700 |
| 板金業者 | ¥5,000〜¥20,000 |
| ムーンショット | ¥3,300 |
ボンネット・擦り傷の修理代
| ボンネット・擦り傷(10cm以内) | ボンネット・擦り傷(20cm以内) | ボンネット・擦り傷(20cm以上) | |
| ディーラー | ¥40,000〜¥50,000 | ¥50,000〜¥70,000 | ¥70,000〜 |
| カー用品店 | ¥35,000〜¥48,000 | ¥48,000〜¥60,000 | ¥60,000〜 |
| 板金業者 | ¥35,000〜¥48,000 | ¥48,000〜¥60,000 | ¥60,000〜 |
| ムーンショット | ¥27,500 | ¥38,500 | ¥49,500 |
バックドア・擦り傷の修理代
| バックドア・擦り傷(10cm以内) | バックドア・擦り傷(20cm以内) | バックドア・擦り傷(20cm以上) | |
| ディーラー | ¥40,000〜¥50,000 | ¥50,000〜¥70,000 | ¥70,000〜 |
| カー用品店 | ¥35,000〜¥48,000 | ¥48,000〜¥60,000 | ¥60,000〜 |
| 板金業者 | ¥35,000〜¥48,000 | ¥48,000〜¥60,000 | ¥60,000〜 |
| ムーンショット | ¥27,500 | ¥38,500 | ¥49,500 |
車の擦り傷は経験豊富な職人が在籍するムーンショットへ
深い傷や広範囲の傷は、経験豊富な職人による塗装・板金で直すのが確実で、色合わせや周囲とのぼかしといった仕上がりを左右する工程は、技術と経験の差が出やすい部分です。
ムーンショットには経験を積んだ職人が在籍し、車体色に合わせた調色と自然なぼかし塗装で、傷を目立たなく仕上げます。
「自分で磨いて失敗するのが不安」「どこまで直せるか判断がつかない」という場合は、まずはご相談ください。


ムーンショットによる車の擦り傷の修理事例
ムーンショットが実際に対応した、車の擦り傷の修理事例を紹介します。
フロントバンパーの修理事例


トヨタ・アクアの左フロントバンパーに擦り傷がついていました。
軽微な損傷であったため、修理時間は4〜5時間、修理費用は2,480円にて対応いたしました。
お客様からは「仕上がりが早かった」とお喜びの声もいただいております。
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車の擦り傷に関するよくある質問(FAQ)
ここでは車の擦り傷について、よくある4つの質問をまとめました。
順番に見ていきましょう。
車の擦り傷はコンパウンドで治せる?
表面のクリア層だけの浅い擦り傷なら、コンパウンドで目立たなくできる場合があります。
爪が引っかかる深い傷や、色が剥げている傷、凹みをともなう傷は、コンパウンドでは直せません。
コンパウンドで直せない傷は?
下地や金属素地まで達した傷、塗装が剥げた傷、凹みのある傷です。
これらは塗装や板金による修理が必要で、無理に磨くと悪化することがあります。
コンパウンドでなぜ傷が消えるの?
傷そのものを埋めるのではなく、傷の周囲の塗装をわずかに削って段差をならし、光の乱反射を抑えることで目立たなくしています。
削って追いつく範囲の浅い傷にしか効果がないのはこのためです。
黒い車の擦り傷にもコンパウンドは使える?
使えますが、黒や濃色車は磨き傷が目立ちやすいため、濃色車用の細かい粒子の製品を選び、仕上げは極細で整えるのがポイントです。
目立つ傷や仕上がりに不安がある場合は、無理をせず職人に相談すると安心です。
まとめ
車の擦り傷は、浅い傷であればコンパウンドでのDIYで目立たなくできます。
一方で、爪が引っかかる深い傷や凹みをともなう傷は、コンパウンドでは直せません。
無理に磨くと塗装を傷め、かえって費用がかさむこともあるため、傷の状態に合った直し方を選ぶことが大切です。
判断に迷う傷や、消えない深い傷は、経験豊富な職人による修理が確実です。
ムーンショットでは、写真を送るだけの無料見積もりを承っています。
自分で直すか迷ったら、まずは気軽に見積もりだけでもご利用ください。
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ドアミラーカバー(片側)
3,300円

バンパー擦り傷(10㎝以内)
2,750円

バンパー凹み(10㎝以内)
16,500円

バンパー切れ(1ヶ所)
27,500円

ボディー擦り傷(10㎝以内)
27,500円

ボディー凹み傷(10㎝以内)
44,000円



