車の大きなへこみ修理。修理代を抑える方法とは？

車に大きなへこみ傷がついてしまった場合、どのような修理が思い浮かぶでしょうか。

本記事では、車のへこみ傷に関して、自分で修理する方法や業者にお任せした方がいいケースについてまず解説し、後半では業者に依頼する場合の修理代相場を解説します。

また、記事の最後では、車のへこみ修理におすすめの格安板金業者もご紹介しています。

ぜひ参考にしてみてください。

車のへこみ傷は自分で直せる？傷が大きい場合の対策は？

車のへこみ傷は、自分で直すことも可能です。一方で、注意点もあります。

以下では、まずへこみ傷を自分で直す方法を具体的に解説し、その後にはへこみ傷が大きい場合の対策をお伝えしていきます。

へこみ傷を自分で直す方法

車のへこみ傷を自分で直す方法は、主に4つあります。

それぞれ解説していきます。

1.専用の修理キットで直す

カー用品店やオンラインのECサイトなどを探すと、車のへこみ修理専用の修理キットというものが売っています。

おおよそ1,000円程度で購入が可能ですが、修理に慣れていない場合、わずかなへこみ傷が残ったり、直したはずのへこみが戻ったりするリスクがあります。

2.ドライヤーや冷却スプレーで直す

車のボディなどは樹脂製のパーツのため、ドライヤーで熱したあとに冷却スプレーで一気に冷やすと、へこみが戻ることがあります。

ただし、これは小さいへこみ傷の場合に有効な手段です。

また、何度も熱して冷やすことを繰り返すと、パーツが変形してしまうリスクがあります。

3.ハンマーなどで叩いて直す

少々原始的な方法ですが、ハンマーなどでパーツの裏側から叩くことでへこみ傷を直す方法です。

ただし、これはハンマーなどが入るスペースにへこみ傷がある場合に限るので、すべてのへこみ傷に適用できる方法ではありません。

また、力加減なども難しいため、初心者にはおすすめできない方法です。

4.パテ盛りと塗装で直す（上級者向け）

上級者向けの方法が、へこみ部分にパテを盛って、乾燥させたのちにヤスリで整えて塗装する方法です。

これはプロの業者も行う方法のため、自分で修理をやったことのない方は控えましょう。

失敗すると、色ムラができたり塗装が剥がれたりする可能性もあります。

へこみ傷が大きい場合は業者へ依頼しよう

車のへこみ傷が大きい場合、上記したような方法ではなかなか上手く直らない場合がほとんどです。

逆に傷の状態を悪化させてしまうリスクもあるため、10cmを超えるようなへこみの場合は、最初から業者に修理を依頼した方が賢明です。

どんな業者がへこみ傷を直せるのかは、次の章で詳しく解説していきます。

車の大きなへこみ傷。修理代相場を比較表で分かりやすく解説

では次に、車のへこみ傷を業者に依頼して直す場合の料金相場を、バンパーの場合とボディの場合に分けてお伝えしていきます。

以下では、傷の大きさ別・業者別に料金を比較しています。

業者は、ディーラー・カー用品店・板金業者の3社で比較していますので、参考にしてみてください。

バンパーのへこみ傷の修理代

	バンパーのへこみ（10cm以内）	バンパーのへこみ（20cm以内）	バンパーのへこみ（20cm以上）
ディーラー	25,000円～35,000円	35,000円～45,000円	45,000円～
カー用品店	20,000円～	30,000円～	40,000円～
板金業者（※）	15,000円	20,000円	25,000円～

バンパーのへこみ傷の修理は、20cmを超えるような大きな傷だと費用が5万円を超えることもあります。

一方で、20cmよりも小さいへこみ傷の場合は、2万円～5万円程度が相場といえます。

また、ディーラーやカー用品店などで修理を依頼すると、費用が割高になる傾向があります。

ボディのへこみ傷の修理代

	ボディのへこみ（10cm以内）	ボディのへこみ（20cm以内）	ボディのへこみ（20cm以上）
ディーラー	60,000円～	70,000円～	80,000円～
カー用品店	40,000円～	50,000円～	60,000円～
板金業者（※）	25,000円	35,000円	45,000円～

ボディのへこみ傷の修理は、バンパーの場合に比べて全体的に修理代が高くなる傾向にあります。

また、ボディと一言に言っても範囲が広いため、傷の場所によっても料金は変わってきます。

20cm以上の大きなへこみだと、8万円以上かかる可能性もあるため、なるべく安く修理を済ませたい場合は板金業者を選ぶことをおすすめします。

車のへこみ傷を放置すると危険な3つの理由

車のへこみ傷が小さな場合、問題ないと判断し放置してしまう方は多いです。しかし、へこみ傷の放置は車にとって致命的なダメージを与えるかもしれません。

1. サビの発生による車体の劣化
2. 走行時の安全性低下
3. 修理費用の高騰

以下で、へこみ傷を放置することで起こりうる3つの危険性について解説していきます。

1. サビの発生による車体の劣化

へこみ傷を放置すると、サビが発生する可能性があります。車のボディは鉄製で、通常は塗装によって保護されています。

しかし、へこみ傷によって塗装が剥がれると、その部分からサビが発生し始めます。雨天時や冬季の融雪剤との接触により、サビの進行は加速しやすいです。

一度、サビが発生すると、その範囲は徐々に広がり、最終的にはボディに穴が開いてしまう場合もあります。サビが進行すると、修理費用も大幅に増加してしまいます。

2. 走行時の安全性低下

バンパーやフェンダーなどに大きなへこみ傷ができると、車の走行安全性が低下する可能性があります。

現代の車には多くのセンサー類が搭載されており、一見小さなへこみ傷でも、その位置によっては内部のセンサーやシステムに重大な影響を及ぼします。この状態で走行を続けると、

・自動ブレーキ装置
・急発進防止装置
・障害物感知装置

などの運転補助システムが正常に機能せず、事故のリスクが高まってしまいます。

3. 修理費用の高騰

へこみ傷を放置すると、修理費用が高額になってしまう可能性があります。とくにバンパーの損傷は要注意です。

バンパーが劣化して白化現象が起きると修理が困難になり、交換が必要になる場合もあります。国産車であっても交換費用は10万円近くかかることもあります。

車のへこみ傷の修理を業者に依頼する3つの基準

へこみ傷の修理は、状況によってはDIYで対応することも可能ですが、専門業者に依頼した方が良い場合もあります。以下では、修理を業者に依頼するべき3つの基準について解説していきます。

1. へこみ傷の大きさと深さ
2. へこみ傷の位置と影響範囲
3. 塗装の状態と修理後の仕上がり

1. へこみ傷の大きさと深さ

へこみ傷の大きさが10cm以上、または深さが目立つ場合は、専門業者への依頼をおすすめします。大きなへこみ傷の修理には特殊な工具や技術が必要です。

DIYで修理してしまうと逆に症状を悪化させてしまう可能性があります。また、深いへこみ傷の場合、車体の安全性にも影響を与えている可能性もあるため、プロの目で確認する必要があります。

2. へこみ傷の位置と影響範囲

へこみ傷がドアやフェンダーの端部、または複数のパネルにまたがっている場合は、専門業者に依頼しましょう。これらの部分は修理がとくに難しく、高度な技術と経験が必要です。

また、へこみ傷の周辺にセンサーや電装品がある場合も、専門業者の修理が必要になります。最近の車は高度な電子制御システムを採用していることが多く、誤った修理は故障の原因になりやすいです。

3. 塗装の状態と修理後の仕上がり

へこみ傷修理には、塗装の補修も必要になる場合が多いです。とくに特殊な塗装が施されている車両は、DIYでの修理は困難です。

特殊な塗装が施されているのは高級車や外車に多く、色合わせや仕上がりの品質を保つには、専門業者への依頼をおすすめします。

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まとめ

本記事では、車のへこみ傷に関して、自分で修理する方法や業者にお任せした方がいいケースについて解説し、後半では業者に依頼する場合の修理代相場を分かりやすく解説しました。

車のへこみ傷修理は、決して簡単ではありません。

よほど修理慣れしている方でない限り、基本的にはプロの業者に依頼するのが賢明です。

また、記事の最後では、格安で車のへこみ修理を行える板金業者「ムーンショット」もご紹介しました。

「自分で修理はハードルが高すぎる」、「なるべく安く修理したい」、そんな方はぜひムーンショットへお気軽にご相談ください。