車のフレーム修理にかかる費用とは?気になる修理代を詳しく解説
2024年09月02日
接触事故の衝撃で、車のフレームがゆがんでしまうケースがあります。
車のフレームは修理することができるのか、修理にかかる費用はどのくらいなのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、車のフレーム修理や気になる費用について詳しく解説していきます。
車のフレームがゆがんで困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
そもそも車のフレームとは
車のフレームとは、いわゆる「枠組み」のことで、車の形状を保つ上でもっとも重要なパーツです。
土台となるフレームがゆがむと、車がバランスを取れず正常に走行することは難しくなるため、接触事故などでフレームがゆがんでしまった場合は、早急に修理するようにしましょう。
また、車のフレームは車検の対象でもあるので、注意が必要です。
車のフレームが歪むと危険な状態になる
通常、車はまっすぐ走行できるように設計されています。しかし、フレームが歪みとまっすぐ走行できなくなり、そのまま放置していると危険な状態になります。
例えば、
・片側のタイヤに負荷がかかり、偏摩耗を起こす
・パネルの間に隙間ができる
・ドアの立て付けが悪くなる
・雨漏りする
などの状態になる可能性があります。
とくに、タイヤの偏摩耗は事故につながる危険な状態です。車のフレームが歪んだ場合は、早急に修理するようにしましょう。
フレームの異常を知らせるサイン
フレームが歪みと車にさまざまな影響が出ますが、見ただけではフレームの歪みに気づかないケースもあります。その場合は、下記の症状が出たらフレームの歪みを疑いましょう。
・ハンドルを切ってないのに曲がる
・凹凸のある道を走行すると不安定になる
・タイヤの摩耗が急に早くなる
・走行中の振動が大きい
まっすぐ走行できないのはフレームが歪んでいる可能性があります。他にも、凹凸のある道を走行するときに不安定になる、振動が大きいなどを感じたら、フレームに異常があるサインです。フレームの歪みは非常に危険なものなので、異常を発見、もしくは感じたらすぐに修理を検討しましょう。
車のフレーム歪みは車検に影響する
車のフレームが歪むと、車検に通りません。フレームの歪みは車の走行に影響を与え、安全や走行ができなくなる可能性があるからです。
車検では安全に公道を走行できるかどうかを見られるため、フレームに歪みがあるとまず通ることはありません。また、フレームは車の骨格にあたります。フレームが歪むとほかのパーツにも影響を与える可能性があるので注意しましょう。
車のフレームが歪む原因
車のフレームが歪む原因はいくつかあります。たとえば、以下のようなケースです。
【車のフレームが歪む主な原因】
・衝突事故による車体損傷
・縁石やブロックに乗り上げ、ぶつける
・側溝への脱輪
車のフレームが歪む主な原因は、衝突事故によるものです。そこまで衝撃の大きい衝突事故でなくても、フレームに損傷が生じているケースもあります。
また、縁石への乗り上げや側溝への脱輪などの自損事故でもフレームが歪んでしまうことがあります。一般的に、経年劣化によってフレームが歪むことはないので、衝突事故や自損事故があった際はすぐに専門業者に相談しましょう。
車のフレーム修理は事故車扱い
車の骨格部分に該当するフレームは、歪み修理を行うと事故車扱いになります。事故車扱いの車は査定時に「修復歴あり」の評価を受けるため、査定額がガクッと下がってしまいます。「修復歴車」と「修理歴車」の違いを以下の表にまとめました。
詳細 | 表示義務 | 査定への影響 | |
修復歴あり | フレームなど、車の骨格部分に欠陥や損傷があり、交換・修復した履歴のある車 | あり | 影響あり |
事故歴あり | 事故に遭ったことがある車 | フレームに影響がなければ表示義務なし | フレームに影響がなければそこまで大きな影響はなし |
修理歴あり | 車体への傷やへこみなど、フレーム以外を修理した履歴のある車 | なし | 大きな影響はなし |
バンパーやボディなどの傷を修理したぐらいでは査定に大きな影響はありませんが、フレームなどの骨格部分の修復を行った場合は査定に大きく影響します。ちなみに、車のフレームとは以下のようなパーツを指します。
・サイドメンバー
・クロスメンバー
・インサイドパネル
・ピラー
・フロア
・ダッシュパネル
・ルーフ
パーツの名称だけ聞いても分かりづらいと思うので、気になる方は専門業者に「フレームに損傷はあるか」確認してみてください。
意外と知らない!車のフレームは2種類ある
意外と知られていませんが、車のフレームには「ラダーフレーム構造」と「モノコックフレーム構造」の2種類があります。それぞれで特徴が異なるので、ひとつずつ見ていきましょう。
ラダーフレーム構造
ラダーフレーム構造とは、ラダー(はしご)に似たフレームにボディを乗せ車体を作る構造で、古くから採用されています。特徴は、フレームが独立しているため、とても頑丈で外部からの衝撃に影響されにくいこと。そのため、悪路を走るクロスカントリー(クロカン)や4WD(4輪駆動)などの車種に多く使われています。
しかし、頑丈な一方でフレーム自体が重くなるというデメリットがあります。フレームの重さは燃費にも影響するため、この後紹介するモノコックフレーム構造よりも燃費は悪くなりやすいでしょう。
モノコックフレーム構造
ラダーフレーム構造とは逆に、フレームとボディが一体となっているのがモノコックフレーム構造です。使用する部品が少なく、ラダーフレーム構造よりも軽量なのが大きな特徴。また、受けた衝撃を車体全体に分散させることで、運転手や同乗者への衝撃を緩和する効果もあります。
デメリットは、強い衝撃を受けるとフレームが大きくゆがんでしまう可能性があることです。大きなゆがみは修理にも影響するので、頭に入れておきましょう。
車のフレームは自分で修理できる?
擦り傷修理とは違い、車のフレーム修理や車の構造を理解していて、なおかつ修理技術に長けていないと難しいものです。状況によっては、車体の下から修理をするケースもあるため、初心者は無理せずプロに相談することをおすすめします。
修理費用を抑えるために、なるべく自分で修理したいと考える方もいると思いますが、下手に修理してひどくなると余計に修理費用はかかってしまいます。車のフレームがゆがんだ場合、まずはディーラーや板金業者などのプロに相談するようにしましょう。
車のフレーム修理にかかる修理費用
車のフレーム修理にかかる費用は、損傷具合によっても金額は大きく変動し、そこまで損傷がひどくなければ10万円程度で修理できることもあります。
しかし、車のフレーム修理は、フレームだけでなく周囲のパーツの脱着作業なども含まれるため、10万円~100万円程度になることを覚悟しておきましょう。
また、自走できないほどの損傷の場合は100万円を超えることもあるので、注意が必要です。
ゆがみがあれば買い替えも検討
フレームがゆがんでいる場合、乗っている車にそこまでこだわりがなければ買い替えも選択肢のひとつです。
先述したように、車のフレーム修理は高ければ100万円を超えることもあるため、新しくキレイな車を購入したほうが心も満たされる可能性があります。
一度プロに相談してみて、修理代によっては買い替えも検討してみてはいかがでしょうか。
修理代の安さを求めるなら板金業者
車のフレームを修理してくれる専門業者は、ディーラー、カー用品店、板金業者など、いくつかありますが、修理代の安さを求めるなら「板金業者」がおすすめです。
専門業者別の特徴は、以下のとおりです。
専門業者 | 修理代の安さ | 技術力 | 対応スピード |
ディーラー | × | ◎ | △ |
カー用品店 | △ | △ | △ |
板金業者 | ◎ | ○ | ◎ |
ディーラーは、技術力が高く安心して修理を依頼できますが、どうしても修理代が高額になるのがネックです。
ディーラーに依頼してから提携の修理工場に送られるため、対応スピードが遅くなってしまうこともあるでしょう。
その点、板金業者は修理代が比較的安く、対応スピードも早いのが特徴です。
また、フレーム以外のパネルが損傷していた場合も、安く修理してもらえるのは大きなメリットといえるでしょう。
しかし、店舗によってはフレームの損傷が大きい場合は対応してもらえないことがあります。
車のフレームは、走行に影響を及ぼす可能性があるため、高い専門技術が必要です。
適当に修理されてはその後の運転に支障をきたすので、専門業者選びは慎重に行いましょう。
車のフレーム修理にかかる期間
車のフレーム修理は、損傷具合や専門業者の混雑具合によって修理期間が異なります。
フレームの歪みが軽度であれば、1~2日程度で終わることもありますが、歪みが重度の場合は1か月以上かかるケースもあります。
もちろん、修理期間中は車に乗ることができません。
生活に支障をきたす場合は、専門業者に相談して代車の手配も同時に行いましょう。
車のフレーム修理はムーンショットにご相談ください!
車の修理代は高く、ディーラーの場合、ちょっとした傷でも3万円~5万円近くかかってしまうこともよくあります。
修理代の安さを求めるなら板金業者がおすすめですが、中でも激安価格でサービスを提供しているのがムーンショットです。
バンパーの擦り傷(10cm以内)は驚愕の2,480円となっています。「車の修理は高い」と思っている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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まとめ
車のフレームには、「ラダーフレーム構造」と「モノコックフレーム構造」の2種類があり、強度や歪みやすさなどが異なります。
フレームが歪むと「まっすぐ走行できない」「バランスが悪くなる」などの症状が出ますが、見た目では気づきづらい場合もしばしば。
そんな時は、下記のフレーム異常を知らせるサインを参考にしてみてください。
・ハンドルを切ってないのに曲がる
・凹凸のある道を走行すると不安定になる
・タイヤの摩耗が急に早くなる
・走行中の振動が大きい
フレームの歪みを放置することはとても危険なことなので、異常に気づいたらすぐに専門業者に相談して修理してもらいましょう。
小さいフレームの歪みなら10万円程度が相場ですが、歪みが大きい場合は100万円以上かかるケースもあります。
そのため、少しでも修理代を安くしたい方は、激安板金を提供しているムーンショットにご相談ください。
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