【比較】自動車の傷修理にかかる修理代の相場とは？修理方法も詳しく解説

自動車（車）のボディは意外と柔らかく、傷やへこみがつきやすいものです。

傷ができると、目立ってカッコが悪いですし、なによりサビになる可能性もあるので早めに修理したいですよね。

しかし、車にできた傷は自分で修理できるものなのか、それとも専門業者に依頼した方がいいのか迷っている方も多いでしょう。

また、修理代についてなど、気になる点は多いはずです。

そこで、この記事では車の傷を自分で修理する方法や修理代の相場について詳しく解説していきます。

自動車にできる傷と主な原因

車にできる傷には大きく4種類あり、傷の種類や程度によって修理方法や修理代は大きく異なります。

そのため、車に傷ができた際は、まずはどの種類の傷なのかを確認するようにしましょう。

ここでは、傷の修理と原因について解説していきます。

擦り傷

曲がり角やバック駐車などの際に、電柱や壁などの障害物に擦ってしまうことでできる傷です。

擦り傷は範囲が広くなりやすいですが、そこまで深くえぐれることはないため、コンパウンドなどで簡単に修理できる可能性があります。

ひっかき傷

猫や地域によっては猿などの動物によってできる傷です。

ひっかき傷の範囲は狭いですが、動物の爪によっては深くなることがあるため、コンパウンドとタッチペンを使った修理が理想的といえます。

猫が頻繁に現れる場所では、駐車時にカバーを被せるなどして対策を取るようにしましょう。

線傷

草や木の枝が当たったときにできる傷で、海沿いや自然豊かな地域を走行する場合は注意が必要です。

また、酔っ払いや子供がいたずらで10円玉などを使って傷をつけるトラブルも多発しています。

その他にも、鍵やキーホルダー、時計などの金属類を擦ったときに線状の傷がついてしまうこともあるので注意しましょう。

ガリ傷

ガリ傷とは、その名のとおりガリっと擦ってしまったときにできる傷のことです。

主な例としては、駐車場の車止めや縁石などに、車の底やバンパーを勢いよく擦ってしまうことなどが挙げられます。

ガリ傷を防ぐためにも、車の車高や車幅はしっかりと把握しておきましょう。

【DIY】自動車の傷を自分で修理する方法

ちょっとした傷であれば自分で修理したいと考える方も多いでしょう。

実際、車の傷はコンパウンドやタッチペンなどのキズ消し剤を使えば、簡単に修理することが可能です。

しかし、自分で修理することはコスト削減にもつながりますが、失敗するリスクも十分にあります。

一度失敗してしまうと、余計に修理代がかかってしまうこともあるので注意しましょう。

ここでは、代表的なキズ消し剤である「コンパウンド」と「タッチペン」の修理方法について紹介していきます。

コンパウンド

■必要なもの

・コンパウンド（細目・極細）
・液体コンパウンド
・スポンジもしくは乾いた布

■修理手順

➀車を水洗いし、汚れやほこりをキレイに落とします。
②スポンジや乾いた布にコンパウンド（細目）を少量つけ、なでるように磨いていきます。この時、力を入れすぎるとボディを削りすぎてしまうので注意しましょう。
③先ほどつけたコンパウンドが渇いてきたら、コンパウンドを付け足して傷が見えなくなるまで磨いていきます。
④コンパウンド（極細）でさらに傷口を磨いていきます。見た目が変わらなくなるまで磨いたら終了です。
➄最後に液体コンパウンドで仕上げれば完了です。

タッチペン

■準備するもの

・コンパウンド（極細・液体）
・耐水サンドペーパー
・マスキングテープ
・タッチペン

■修理手順

➀車を水洗いし、汚れやほこりをキレイに落とします。
➁下処理としてコンパウンド（極細）である程度傷を磨くと仕上がりがキレイになります。
➂耐水サンドペーパーで、傷の内部に埋まっている汚れを取ります。
➃傷口の周りをマスキングテープで覆い、ほかの場所に塗料がつかないようにします。
➄ボディカラーと同じカラーのタッチペンを傷口に付けていきます。この時、なぞるように塗るのではなく、点を打つように塗料をつけるのがポイントです。
⑥タッチペンでの塗装が完了したら1週間ほど自然乾燥させます。
⑦再度マスキングテープを貼って、盛り上がった塗料を耐水サンドペーパーで削っていきます。
⑧マスキングテープを剥がし、コンパウンド（極細）で平らになるまで研磨していきます。
⑨最後に液体コンパウンドで仕上げれば完了です。

【比較】自動車の傷修理にかかる修理代の相場

車の修理は、主にディーラー、カー用品店、板金業者で対応してもらえますが、各業者によって修理代は大きく異なります。

それでは、ボディ傷を例に修理代の相場を見ていきましょう。

【車のボディ傷：修理代】

	ボディ擦り傷（10cm以内）	ボディ擦り傷（20cm以内）	ボディ擦り傷（20cm以上）
ディーラー	35,000円～45,000円	45,000円～55,000円	55,000円～
カー用品店	25,000円～35,000円	35,000円～45,000円	45,000円～
板金業者（※）	20,000円	25,000円	30,000円～

※弊社の修理代参照
※各修理代：弊社調べ

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車の修理代は高く、ディーラーの場合、ちょっとした傷でも3万円～5万円近くかかってしまうこともよくあります。

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まとめ

車の傷にはいくつかの種類があり、それぞれで適した修理方法が異なります。

自分で修理することも1つの手段ですが、不安な方は一度専門業者に相談してみてください。

修理方法や修理代の相場など、この記事が参考になれば幸いです。