車のガリ傷修理費用は?修理方法や気になる修理代を詳しく解説
2024年01月04日
縁石やコンビニの車止めなどにガリっと擦ってできるガリ傷。
ときには、塗装まで剥がれて目立ってしまうこともあるでしょう。
そんなとき、ディーラーなどへの依頼を検討する方も多いはずです。
しかし、車のガリ傷は、自分で修理することも可能です。
そこで、この記事ではガリ傷の修理方法や修理費用の相場などについて詳しく解説していきます。
車にガリ傷ができて困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
車のガリ傷を放置するとどうなる?
多少のガリ傷であれば、そのまま放置しても大丈夫と思っている方も多いのではないでしょうか?
しかし、ガリ傷は普通の擦り傷とは違い下地まで傷を付けている可能性があり、放置しているとサビの原因になることがあります。
下地が剥き出しになっていると、雨や空気中の水分と化学反応を起こし、よりサビの進行を速めてしまいます。
そのため、たとえ小さなガリ傷でも、なるべく早めに対処するようにしましょう。
車のガリ傷は自分で修理することも可能
車の板金修理は高額になるケースが多いため、できるなら自分で修理したいと考える方も多いでしょう。
しかし、場合によっては自分で修理するのは難しく、リスクが伴うこともあります。
それでは、車のガリ傷を自分で修理できる判断基準をお伝えしていきます。
1_傷がそこまで大きくない
まず、傷の範囲が小さいことが挙げられます。
傷の範囲が大きいと、修理に慣れていない方はどうしても大変になり、失敗するリスクも高まってしまいます。
また、修理範囲が大きい場合、仕上がりのクオリティーが低いと余計に目立ってしまう可能性もあるので、小さな傷のみにしましょう。
2_深くえぐれていない
ガリ傷の深さも重要なポイントです。
深くえぐれた傷の場合、下地まで傷を付けている可能性があります。
一般的な車は、塗装が4層にもなっており、素人が下地から修理するのは非常に難しく、失敗するリスクも高いです。
そのため、下地まで傷がつくような深い傷の場合は専門業者に依頼するようにしましょう。
3_特殊な塗料を使用していない
車のボディには塗装が施されていますが、塗装にはいくつかの種類があります。
一般的なソリッド塗装ならスプレーなどを使って修理することも可能ですが、その他の特殊な塗装は自分で修理することは困難といえます。
車のボディカラーを確認して、専門業者に依頼するかどうか検討しましょう。
【DIY】車のガリ傷を自分で修理する方法2選
車のガリ傷を自分で修理する方法は大きく2つあります。
その2つの方法についてお伝えしていきます。
修理方法1_コンパウンド
まずは、コンパウンドというキズ消し剤を使って修理する方法です。
コンパウンドは研磨するだけで簡単に傷を目立たなくすることができるので、初心者の方にもおすすめです。
具体的な修理方法は次のとおりです。
■修理手順
➀車を水洗いし、汚れやほこりをキレイに落とします。
②スポンジや乾いた布にコンパウンド(細目)を少量つけ、なでるように磨いていきます。この時、力を入れすぎるとボディを削りすぎてしまうので注意しましょう。
③先ほどつけたコンパウンドが渇いてきたら、コンパウンドを付け足して傷が見えなくなるまで磨いていきます。
④コンパウンド(極細)でさらに傷口を磨いていきます。見た目が変わらなくなるまで磨いたら終了です。
➄最後に液体コンパウンドで仕上げれば完了です。
修理方法2_タッチペン
2つ目は、タッチペンです。
タッチペンはガリ傷の塗装をする際に有効で、同時にサビ止めにもなる優れものです。
修理方法は次のとおりです。
■修理手順
➀車を水洗いし、汚れやほこりをキレイに落とします。
➁下処理としてコンパウンド(極細)である程度傷を磨くと仕上がりがキレイになります。
➂耐水サンドペーパーで、傷の内部に埋まっている汚れを取ります。
➃傷口の周りをマスキングテープで覆い、ほかの場所に塗料がつかないようにします。
➄ボディカラーと同じカラーのタッチペンを傷口に付けていきます。この時、なぞるように塗るのではなく、点を打つように塗料をつけるのがポイントです。
⑥タッチペンでの塗装が完了したら1週間ほど自然乾燥させます。
⑦再度マスキングテープを貼って、盛り上がった塗料を耐水サンドペーパーで削っていきます。
⑧マスキングテープを剥がし、コンパウンド(極細)で平らになるまで研磨していきます。
⑨最後に液体コンパウンドで仕上げれば完了です。
車のガリ傷は自分で修理と専門業者に依頼するのはどっちがいい?
車のガリ傷修理は、専門業者に依頼するだけでなく、自分で修理することも可能です。ここで紹介するメリット・デメリットを考慮したうえで、どちらがいいのか判断してみてください。
自分で修理するメリット・デメリット
車のガリ傷を自分で修理するメリット・デメリットは、以下のとおりです。
【メリット】
・修理費用が安く済む
・好きなタイミングで修理できる
車のガリ傷を自分で修理する場合、専門業者に依頼するよりも安く済む傾向にあります。使用する道具も、ネットやカー用品店で購入できるので、作業までのハードルも低いでしょう。また、専門業者とのやり取りや引き渡しなどの工程がないので、自分の好きなタイミングで修理できます。忙しくて、なかなか車の引き渡しに行けない方などは、大きなメリットといえるでしょう。
【デメリット】
・キレイに修理できない
・失敗するリスクがある
自分で修理すると、どうしても仕上がりのクオリティは下がってしまいます。車のガリ傷は塗装作業も必要になるため、初心者では色ムラや液ダレなどが生じる可能性もあります。また、パテ修理などは難易度が高く、失敗するリスクもあるので注意が必要です。車の修理に慣れていない場合や、自信がない場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
専門業者に依頼するメリット・デメリット
専門業者に依頼するメリット・デメリットは、以下のとおりです。
【メリット】
・仕上がりがキレイ
・修理する手間が省ける
専門業者は車修理のプロです。自分で修理するよりも確実にキレイに仕上がり、失敗する心配もありません。しっかりキレイに修理したい場合は、専門業者に依頼するのがベストでしょう。また、自分で修理手間が省けるのもメリットのひとつです。
【デメリット】
・修理費用が高くなる
・専門業者選びが必要
専門業者に依頼するデメリットは、修理費用が高くなることです。詳しくはこのあと紹介しますが、ディーラーに依頼した場合などは、高額になるケースもあります。そのため、安く修理したい場合は、板金修理に依頼するのがベストです。なお、専門業者に依頼する場合は、信頼できる業者を探す必要があります。Googleの口コミなどを参考に検討すると良いでしょう。
車のガリ傷の修理費用は?
ガリ傷修理において、もっとも気になるのは修理費用でしょう。
自分で修理した場合と専門業者に依頼した場合の修理費用についてお伝えしていきます。
車のガリ傷を自分で修理した場合の修理費用
車のガリ傷をDIY修理する場合、コンパウンドやタッチペン、耐水サイドペーパーなどは自分で購入する必要があります。
カー用品店やネットでそれぞれ1,000円~5,000円程度で購入でき、必要なものをすべて揃えた場合の費用は5,000円~10,000円程度です。
すでに家に道具がある方なら安く済みますが、一からすべて揃える方は意外と高くなってしまう可能性もあるので注意しましょう。
小さな傷なら修理は簡単ですが、ガリ傷となると修理の難易度も上がり、失敗してしまうリスクも考えられます。
DIY修理に必要な費用と専門業者に依頼した場合の修理費用を天秤にかけて、どちらがお得か検討してみてください。
車のガリ傷を専門業者に依頼した場合の修理費用
車のガリ傷修理を依頼できる専門業者は大きく3つです。
・ディーラー
・カー用品店
・板金業者
ディーラーは正規店という安心感がありますが、提携している工場や板金業者に依頼するケースが多く、マージン分を含んだ修理費用になります。
そのため、修理費用はディーラーがもっとも高く、次いでカー用品店、もっとも安いのは板金業者です。
修理費用だけで専門業者を選ぶのはあまりおすすめできませんが、修理費用を安くしたい方はディーラーではなくカー用品店や板金業者を検討すると良いでしょう。
専門業者ごとの修理費用の相場はこちらです。
【バンパーの傷:修理費用】
バンパーの擦り傷(10cm以内) | バンパーの擦り傷(20cm以内) | バンパーの擦り傷(20cm以上) | |
ディーラー | 15,000円~25,000円 | 25,000円~35,000円 | 35,000円~ |
カー用品店 | 10,000円~20,000円 | 20,000円~30,000円 | 30,000円~ |
板金業者(※) | 2,480円 | 5,000円 | 5,000円~ |
※弊社の修理代
※各修理代:弊社調べ
【ボディの傷:修理費用】
ボディ擦り傷(10cm以内) | ボディ擦り傷(20cm以内) | ボディ擦り傷(20cm以上) | |
ディーラー | 35,000円~45,000円 | 45,000円~55,000円 | 55,000円~ |
カー用品店 | 25,000円~35,000円 | 35,000円~45,000円 | 45,000円~ |
板金業者(※) | 20,000円 | 25,000円 | 30,000円~ |
※弊社の修理代
※各修理代:弊社調べ
車のガリ傷修理に保険は使える?
任意の自動車保険に車両保険がついている場合、車のガリ傷修理の費用を保証してもらえることがあります。
しかしガリ傷修理に車両保険を使う際は、いくつか注意が必要です。
加入している車両保険の補償範囲に注意
車両保険は保険料が高いため、任意保険への車両保険の付帯率は50%以下です。
そのため保険会社は、補償範囲を限定して保険料を抑えた「エコノミータイプ」の車両保険も販売しています。
エコノミータイプの車両保険では、車の盗難や水没は補償されますが、自損事故による修理費用は補償されないので注意が必要です。
保険等級ダウンによる保険料アップに注意
車両保険を利用した場合、保険等級がダウンし、翌年度以降の保険料が高くなります。
そのため、修理費用が少額であれば、車両保険を利用せずに自費で支払った方が、トータルの費用負担が少ないことがあるのです。
車両保険を利用するかどうかは、修理費用と保険料のアップ額を比較し、慎重に決めるようにしましょう。
こんな人は車両保険への加入がおすすめ
次に該当する人は、自損事故を起こすリスクや、修理費用が高額になるたむた、車両保険への加入を検討してもよいでしょう。
免許証を取得して間がない人 | 事故を起こすリスクが高い |
高級車やSUV車を購入した人 | ・修理費用が高額になる ・車両盗難に遭うリスクが高い |
ゲリラ豪雨が多発する地域に住む人 | 水害が起こる頻度が高く、車が水没するリスクが高い |
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車の修理代は高く、ディーラーの場合、ちょっとした傷でも3万円~5万円近くかかってしまうこともよくあります。
修理代の安さを求めるなら板金業者がおすすめですが、中でも激安価格でサービスを提供しているのがムーンショットです。
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車のガリ傷|修理事例
ここでは、実際のガリ傷修理の事例を紹介します。車の板金修理は、車種や傷の大きさによって金額が変動します。修理費用の参考にしてみてください。
【CASE1】スペーシア:フロントバンパーのガリ傷修理
車種:スペーシア
傷の状態:フロントバンパーのガリ傷(20cm以内)
実際の修理費用:5,500円
【Before】
フロントバンパーの右側を擦った傷。表面の塗装が剥がれる程度で、大きさは20cm以内。
【After】
一般的な研磨作業と塗装作業を行い、弊社一律価格の5,500で修理完了。
【CASE2】ゼスト:リアバンパーのガリ傷修理
車種:ゼスト
傷の状態:リアバンパーの傷・歪み修理
実際の修理費用:12,000円+税
【Before】
リアバンパーの傷だけでなく、歪みもあったため、リアバンパーを取り外して作業を実施。バンパーに熱を加え歪みを修正し、薄くパテで仕上げ。
【After】
取り外し作業を行ったため、隣接パネルとの色の差が発生しないように塗装を実施。
まとめ
車のガリ傷は、傷がそこまで大きくなく、深くえぐれてなければDIY修理することも可能です。
DIY修理でよく使われる道具はこちらの2つ。
・コンパウンド
・タッチペン
コンパウンドは表面を擦ったような傷の修理に向いており、タッチペンは少し深いひっかき傷などの修理に有効です。
しかし、DIY修理は費用が安くなるというメリットの反面、車の修理に慣れていないと失敗してしまうリスクがあるもの。
そのため、きちんとキレイに修理したい場合は、一度専門業者に相談するのがベストです。
ムーンショットは、バンパー修理が2,480円~可能なので、お気軽にお問い合わせください。
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