車のバンパー塗装は自分でできる?ひび割れの原因やDIY法を紹介
2023年06月10日
車に長く乗っていると、バンパーの塗装が剥がれたりひび割れが発生したりすることもあるでしょう。
そんな時、自分で塗装修理をするのか専門業者に依頼するのか、悩みますよね。
そこで、この記事ではバンパー塗装を自分で行うメリットやデメリット、また塗装料金の相場について詳しく解説していきます。
バンパーの塗装がひび割れる原因とは
バンパーの塗装は、傷口から広がっていくパターンがほとんどです。
はじめは小さな傷でも、放置しているとそこから広がっていき、最終的には塗装剥がれやひび割れにつながることも。
また、紫外線による経年劣化・鳥のフンなども塗装剥がれの原因になるので注意しましょう。
バンパー塗装の剥がれやひび割れを放置してはいけない理由
バンパー塗装の剥がれやひび割れは、目立たないからといって、修理を行わずに放置してはいけません。
損傷箇所を修理せず放置していると、
・バンパー本体の劣化
・バンパー内部のセンサー類の故障
につながるおそれがあります。
バンパー本体の劣化
バンパー本体は樹脂で作られているので、鋼板製のボディやフェンダーのように、錆びができることはありません。
ただし塗装の剥がれを放置していると、損傷箇所が雨水に晒され、バンパーが劣化してしまいます。
特にSUV車などは、精悍さを強調するため、無塗装の黒いバンパーを装着している車種が多くなっています。
樹脂製バンパーは劣化すると白くなるため、見た目が非常に悪くなってしまうのです。
劣化の進んだバンパーは修理ができないので、交換する必要があり、その場合は国産車でも10万円近い費用がかかります。
小さな塗装剥がれやひび割れだからと思って放置していると、思わぬ高い修理費用がかかるおそれがあるので、注意しましょう。
バンパー内部のセンサー類の故障
塗装が剥がれたりひび割れるような傷がついた場合、車のバンパーは予想以上に大きな衝撃を受けている可能性があります。
最近は、自動ブレーキ装置や急発進防止装置、障害物感知装置などの「Advanced Driving Assistant System」(ADAS)と呼ばれる運転補助システムを搭載した車が増えています。
こうした車は、バンパー内部にレーダーなどのセンサーを設置しており、バンパーに強い衝撃を受けると内部のセンサー類が損傷することがあります。
センサーが損傷すると、せっかくの運転補助システムが正常に作動しなくなってしまうのです。
これらのセンサーやシステムの点検は専門業者でなければ行えません。
バンパー塗装の剥がれ・ひび割れといった傷を発見した場合は、まずは専門業者に行って点検してもらいましょう。
【DIY】車のバンパー塗装を自分でするメリット
バンパーの塗装は、専門業者に依頼しなくても自分で修理することも可能です。
ここでは、バンパーの塗装をDIYで修理するメリットについて解説していきます。
塗装料金が安くなる
DIYで修理する一番のメリットは、専門業者に依頼することに比べて塗装料金が安くなることでしょう。
このあと詳しく解説しますが、専門業者に依頼した場合は安くても数万円はかかってしまいます。
その点、DIYで塗装すれば必要道具をすべて揃えても5,000円以内で修理することが可能です。
塗装にかける費用をなるべく安くしたいという方は、DIY法を検討するのもひとつでしょう。
今後の経験になる
DIYで修理するもうひとつのメリットは、経験になることです。
人生の中で車の塗装をする経験はそうそうあるものではありませんが、時間が経てばまた塗装が剥がれる可能性も考えられます。
そんなとき、一度自分で塗装を施していれば、2回目以降も慌てることなく対応することができるはずです。
自分の中の経験として、一度自分でやってみるのも良いでしょう。
【DIY】車のバンパー塗装を自分でするデメリット
ここまで自分で修理するDIY法のメリットをお伝えしましたが、デメリットもあるので注意が必要です。
DIYで塗装修理をする場合は、メリット・デメリットの両方を考慮したうえで作業するようにしましょう。
クオリティが低くなる
自分で修理するDIY法では、仕上がりのクオリティが低くなってしまうのは当然のことです。
基本的に、塗装にはタッチペンやスプレーを使用しますが、やり方を間違えると液ダレや色ムラなどが起こり、とてもキレイとは言えない仕上がりになることもあります。
また、慣れない作業で時間が思いのほか時間がかかることも考えられるので、さっとキレイに修理したい方は専門業者に依頼するのが賢明といえます。
失敗する可能性がある
塗装範囲が広い場合やカラー層や下地まで塗装が剥がれている場合、失敗する可能性が高くなるので注意が必要です。
一般的に、車の塗装は上から「クリア」「カラー」「下地」となっており、下地まで傷が届いている場合は下地から修理する必要があるため素人では難しい作業になります。
下地を放置してそのまま塗装を施しても、すぐに塗装が剥がれたりひび割れの原因にもつながるので、必ず下地から修理するようにしましょう。
また、バンパーの塗装には脱着作業が必要なケースもあるので、そちらも注意しましょう。
費用が割高になる可能性がある
DIYによる修理に失敗して、専門業者にやり直し修理を依頼した場合。
塗装を剥がすなど、余分な作業が必要になるため、費用が割高になる可能性があります。
そうなると、DIYに費した手間・時間・費用が無駄になるだけでなく。
専門業者に支払う修理費用も高くなり「踏んだり蹴ったり」になってしまうでしょう。
DIYの経験が少ない人や、車の傷が大きい場合は、こうした状況に陥るリスクが高くなります。
DIY修理を行う際は、失敗した場合のリスクを理解しておくことが必要です。
車のバンパー塗装を自分でする方法
リスクを承知の上で、それでも自分やりたいという方に、具体的なバンパー塗装の方法をお伝えします。
■必要なもの
・ぼかし剤
・カラー塗料(スプレー)
・クリア塗料(スプレー)
・耐水サンドペーパー
・シリコンオフ
・コンパウンド
・サーフェーサー(下地が必要な場合)
■塗装手順
➀車体をキレイに洗い流し、付着している汚れやほこりを取り除きます
➁塗料をつきやすくするために、塗装箇所を耐水サンドペーパーで磨き水研ぎを行います
③油分が残っていると塗料がキレイにつかないので、シリコンオフで脱脂します
④塗料が飛び散らないようにマスキングします
⑤サーフェーサーで下地を作ります。サーフェーサーを塗る、塗らないでカラー塗料の乗りが全然違うので必ず行うようにしましょう
⑥再度シリコンオフで脱脂をし、油分を取り除きます
➆カラー塗料をスプレーしていきます。このとき、一気に塗るのではなく、3~4回に分けて塗ることで液だれを防ぐことができます
⑧カラー塗料が乾いたらクリア塗料をスプレーします。クリア塗料も一気に塗らず3~4回に分けて塗りましょう
⑨最後にコンパウンドで磨いて艶出しを行えば完成です。
DIY塗装のポイント
車のバンパー塗装をDIYで行う場合、主に注意したいポイントはこちらです。
・下地作り
・脱脂
・スプレーの仕方
車の塗装は、下地がしっかりしていないとすぐに塗装が剥がれたりひび割れしたりするので、サーフェーサーで下地を作ることが重要です。
また、車体に油分が残っている状態でカラー塗料を塗っても、塗料がはじかれてキレイに色付けすることはできないので注意しましょう。
そして、何よりポイントとなるのがスプレーの仕方です。
一気に塗ってしまいたい気持ちも分かりますが、少しずつ数回に分けて塗るのがポイントで、スプレーは円を描くのではなく“平行に動かして”スプレーするようにしましょう。
ボディーカラーが特殊な場合は専門業者に依頼を
バンパー塗装は自分で行うことも可能ですが、高級車や外車などでボディーカラーが特殊な場合は専門業者に任せるのが得策です。
基本的に、DIYで行える塗装は単色のソリッド塗装なので、パールやメタリックなどの塗装なると専門的な知識と技術が必要になります。
まずは、自分の車のボディーカラーを調べて、特殊な塗装が施されている場合は専門業者に相談するようにしましょう。
どのくらい?バンパー塗装の料金相場とは
車の塗装には、一部分だけ塗装する「部分塗装」とパーツ全てを塗装する「全塗装」の2種類があります。
当たり前ですが、塗装面積が変わるので部分塗装と全塗装では料金も大きく異なります。
ここでは、専門業者別の塗装料金の相場をお伝えします。
バンパー部分塗装 | バンパー全塗装 | |
ディーラー | 30,000円~50,000円 | 50,000円~100,000円 |
カー用品店 | 20,000円~40,000円 | 40,000円~80,000円 |
板金業者 | 10,000円~30,000円 | 30,000円~60,000円 |
※弊社調べ
バンパー塗装の料金を安くするならムーンショットにお任せ
車の塗装は意外と高額で、とくにバンパーは脱着作業も必要なるため工賃が上乗せになるケースもあります。
「なるべく安く塗装したいけど、DIYは不安…。」という方は、ムーンショットにお任せください。
ムーンショットは、車種やボディ色による割増料金は発生しません。
また、塗装範囲による割増料金も発生しませんので、お気軽にご相談ください。
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まとめ
バンパーは車の前後に装備されているため、飛び石や接触などで擦り傷が発生しやすいパーツです。
塗装は車のボディを守るためにも重要なものなので、塗装剥がれを確認したらすぐに修理するようにしましょう。
その際、自分で修理か専門業者に依頼するかは、この記事でもお伝えしたメリット・デメリットを参考にしてみてください。
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