バンパーの擦り傷修理はディーラーよりも板金業者がお得！？

バンパーは傷がつきやすいパーツの1つで、中でも多いのが擦り傷です。

しかし、修理しようと思ってもどこに依頼するのがお得なのか分からないという方も多いでしょう。

この記事では、専門業者ごとの特徴や修理代の相場について詳しく解説していきます。

バンパーに擦り傷ができて困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

バンパーの擦り傷は自分で修理することも可能？

バンパーにできた小さな擦り傷は自分で修理することも可能です。

修理に使う道具は、研磨して傷を消す「コンパウンド」と塗装を施すことができる「タッチアップペン」が一般的になります。

コンパウンドやタッチペンを使えば、誰でもバンパーの擦り傷を修理することができますが、慣れていないと意外と難しいもの。

失敗すると余計に傷が目立つこともあるため、自分で修理するときは注意が必要です。

自分で修理することに抵抗がある方や不安な方は、専門業者に相談するようにしましょう。

少し費用はかかりますが、失敗するリスクもなく、キレイに仕上げてくれるので安心です。

バンパーの擦り傷を自分で修理するDIY法

バンパーの擦り傷修理は、傷の状態によって適した修理方法が変わってきます。
そのため、修理する前にまずは傷の状態を確認するようにしましょう。
チェックするポイントは「傷の深さ」で、一般的に車のボディは上から「クリア層」「カラー層」「下地」と3層になっています。
クリア層の傷なのか、下地まで傷が到達しているのかで修理方法が大きく変わるので、それぞれの修理方法について詳しく解説していきます。

浅いバンパーの擦り傷

浅いバンパーの擦り傷、いわゆるクリア層～カラー層の傷には、コンパウンドやタッチペンを使用します。
コンパウンドは傷口を磨くだけで簡単に修理することができ、初心者の方でも比較的使いやすい傷消し剤のひとつです。
コンパウンドにはさまざまな粒子の細かさがありますが、浅い傷であれば「細目」と「極細」の2種類で問題ないでしょう。
傷口が少し荒れている場合などは、状況に応じて「粗目」などを使用するのもおすすめです。
また、カラー層の傷にはタッチペンが有効です。
タッチペンを使用する際は、他の箇所に塗装がつかないようにマスキングテープで止め、修理痕が残らないように車体と同じカラーのものを使用するようにしましょう。

深くえぐれたバンパーの擦り傷

深くえぐれ、下地まで傷が到達している場合は、コンパウンドやタッチペンだけでは不十分なのでパテを使った修理が必要です。
パテを使った修理手順はこちらのとおりです。
➀バンパーの汚れをキレイに洗い流す
➁傷口を耐水サンドペーパーで磨き、ささくれを取る
➂シリコンオフをスプレーし、塗装前の脱脂を行う
➃パテの密着性を上げるため、バンパープライマーをスプレーする
➄バンパーパテを傷口に塗っていく（押し付けるように一方向から）
➅耐水サンドペーパーで先ほどのバンパーパテを平らになるまで研磨する
➆再度脱脂を行い、マスキングを入念にしてからボデーペンプラサフで塗装する
⑧乾いたらプラサフを耐水サンドペーパーで研磨する
⑨脱脂を行い、カラーペイント・クリア塗装をスプレーする
⑩最後にぼかし剤をスプレーして乾燥すれば完成

パテを使った修理は、コンパウンドやタッチペンに比べて必要なものが多く、難易度もアップするので不安な方はプロに任せるようにしましょう。
DIYなどに自信のある方は、ぜひ挑戦してみてください。

バンパーの擦り傷修理を依頼できる3つの専門業者

バンパーの擦り傷に対応している専門業者は、主にディーラー、カー用品店、板金業者の3つになります。

それぞれに特徴があるので、その特徴を踏まえてどこに依頼するのか検討するようにしましょう。

それでは、さっそく見ていきましょう。

1_ディーラー

トヨタやホンダ、スバルなど各自動車メーカーと特約店契約を結んでいる販売業者のことをディーラーと呼びます。

ディーラーや仕上がりのクオリティが高く、安心感があるのが最大の強みです。

しかし、その分修理代は高額になるケースが多く、安く抑えたいと思っている方にはネックといえます。

2_カー用品店

イエローハットやオートバックスなどのカー用品店では、車の修理も対応してくれます。

ディーラーよりは修理代が安い傾向にありますが、板金業者に比べると少し高くなります。

また、大手カー用品店は混雑していることが多く、即日対応できないケースもあるので注意が必要です。

3_板金業者

ディーラー、カー用品店と比べて修理代が圧倒的に安いのが板金業者です。

また、最近では即日対応している業者も増えてきており、すぐに修理したい方にもピッタリです。

しかし、業者によっては技術が低いところもあるため、業者選びは慎重に行わなければなりません。

例えば、塗装技術が低い、へこみ修理を依頼したのに直ってないなどがよくある例です。

とはいえ、板金業者の修理代の安さはとても魅力的なので、安さにこだわりたい方は近くの板金業者に相談してみてください。

バンパーの擦り傷修理にかかる修理代の相場とは

バンパーの擦り傷にかかる修理代の相場は専門業者ごとに異なり、それぞれの金額は次のとおりです。

	バンパーの擦り傷（10cm以内）	バンパーの擦り傷（20cm以内）	バンパーの擦り傷（20cm以上）
ディーラー	15,000円～25,000円	25,000円～35,000円	35,000円～
カー用品店	10,000円～20,000円	20,000円～30,000円	30,000円～
板金業者（※）	2,480円	5,000円	5,000円～

※弊社の修理代
※各修理代：弊社調べ

ディーラーよりも板金業者がお得！

バンパーを擦った程度ではそこまで大きな損傷になることはないはずです。

大きな傷や損傷であれば安心感のあるディーラーに依頼するのも1つですが、小さな傷に数万円はもったいないと思う方も多いでしょう。

その点、板金業者であればバンパーの擦り傷を1万円以下で修理することができるので、かなりお得といえます。

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